2019年10月22日火曜日

抽象画らしい抽象画を描いた。

これまで私は、自分の絵がへたくそなのを冗談めかして

抽象画

と呼んだりしていたけれど、厳密には、それらは具象画だった。
本物に似ていない、具象画なのだ。

今日、初めて、たぶん、初めて、私は抽象画を描いた。

描いた、というより、それは自然にできた、偶然の産物だった。


私は例えばボタニカルアートには向いていないかもしれないけれど
もしかしたら、抽象画は大丈夫かもしれない。

今日、ザリガニが舗装された道路の側溝の蓋の上を歩いていた。
ところどころに、水のための穴がある。

ザリガニが、どこからどうやってこの場所にたどり着いたのか私にはわからなかったが、ザリガニの行方を追った。

ザリガニは、側溝の穴のところまで来ると、くるんと穴へ入った。
しっぽだけ、見えていた。
しばらくそのままだったが、やがて全部が穴に消えた。

ザリガニは、どこから来たのだろうという疑問だけが残った。

ザリガニに関しては、今年、近所の用水路で群れを成しているのを見た。
それで、テキスタイルを作りたいと思っていたのだが、そのままだ。
そんなことを、ふと思い出した。