2019年9月18日水曜日

耳を楽にしたい!→いろいろ試した。

3連休だった。
迷ったけれど、実家に行ってみた。
道中、騒音対策グッズを購入。

東急ハンズに行ったら、2種類のイヤーマフがあった。
試着した。
ひとつはゆるゆるだった。
私の調整がへたくそだったのかもしれない。
もうひとつは、覚えていない。
どちらにしても2つとも私が期待したほど音を小さくしてはくれなかった。

別のお店に行った。
イヤホンの専門店。
そこにも、イヤーマフがあった。
子ども用のだった。
試着した。
なんとか入った。
締め付けは、遮音の為だと納得してみた。

これ以上探し回る気力と体力と時間が無かった。
ベストの選択肢かどうかわからなかったけれど
防具無しで実家に行くのは嫌だった。
ひとまずこれを実家で試してみることにした。

しかし、ちょっぴり自信が無かったので
耳栓も併用してみることにした。

耳栓は、苦手だ。
まず、うまく装着できない。
一旦、入ったように思えても、そのうち取れる。
イヤホンと大差ないのだ。
かつて、トランシーバーを使う仕事をしていたときに
ヘッドセットではないイヤホンとマイクの組み合わせで
いつも苦労していた。
その印象が強く残っていたせいもあって、ずっと使っていなかった。

とはいえ、この3連休は人生で一度きりだ。
今日はもう戻って来ない。
実家の騒音対策も、ベストを尽くすのだ。
ダメだったら、また別の方法を試せばいい。

スポンジタイプとキノコの3段重ねみたいなのの
2種類を試した。
スポンジの方が、音が小さくなった気がした。
しかも、案外、耳の中でじっとしているようだった。
というわけで、スポンジタイプを買った。

お店でさっそく両方装着。
周囲の音はかなり小さくなった。
逆に、自分の声が良く聞こえるようになった。
耳を通してではなく、内側から聞こえて来るような感覚。

それから、歩くたびにかかとが地面に当たる感じが伝わってきた。
いつも、こんな風にして歩いていたのか。
かかとやそれに続く体の各所について
衝撃を与えていたかもしれないことに気付き
歩き方を変えてみた。
響かないように歩くのだ。
でも、難しかったので従来の方法に戻した。

それから、自分の脈もわかった。
私は基本的に速めだ。
普段意識していなかったけれど、相変わらず速かった。

心臓の鼓動の回数に上限があるとしたら
もうそんなに長生きしない自信がある。
心臓を使い切って死ぬのはどんな感じなのだろう?
ずいぶん辛そうだ。
死ぬときは、楽なのがいい。

電車のアナウンスは、充分聞こえた。

そうこうするうちに、実家に着いた。

色々試して、スポンジ式の耳栓のみが
最適だとわかったので、しばらくそれで過ごすことにした。

両方だとさすがに母が何を言っているか聞き取れなくなる。
母の声は苦手だが、会話が成立しなくなるのは困るのだ。
(かつては筆談を依頼したこともあるけれど・・・)

イヤーマフだけだと私にはちょっと耐えられない。
耳栓の方が、私の耳に届く母の声を丸めてくれる感じがした。

そして、問題が明らかになった。
耳の穴が、痛くなる。
今回手に入れた耳栓は、1日中は着けていられないようだった。

耳栓の有難味を実感するために、外してみた。
母の声がしんどかった。
イヤーマフだけにしてみた。
なんとかなりそうだった。

夜、再び耳栓をして眠った。
この夜は、やけにうるさかった。
暴走族、飛行機、オバの叫び声・・・
夜中、トイレに起きて、片耳だけ外れていることに気付いた。
オバの叫び声でかなりダメージを受けた。
外れている方の耳栓を詰め直して、なんとか眠った。

痛みで目が覚めた。
もう無理だと耳が言っていた。
私は耳栓を外した。

翌日、イヤーマフをして過ごした。
そうしたら、もう、イヤーマフも辛くなった。
元々、子ども用なのだ。
遮音の為にぴったりしているといっても、やはりずっとしてはいられない。
もうちょっと緩くてもいいのではないかと思えるきつさだ。

そのうち私は、どちらもしないことにした。
夜も、何もしないで眠った。

不思議なことに、この夜は、静かだった。
よく眠れた。

次の日、私は自宅に戻った。
途中で、ノイズキャンセリングのヘッドホンを試した。
SONYとBOSE。
どちらも、子ども用のイヤーマフよりは楽だった。
BOSEは新製品のサンプルもあった。
新しい機種の方が少し、きつい感じだった。
いくら高性能でも装着感がイマイチだと日常的な使用は難しい。

BOSEの従来の機種は、ふわっと耳に寄り添う感じだった。

SONYの方が私には合いそうだった。
両耳を塞ぐようにヘッドホンの上から手を当てると
一時的に外の音が聞こえるようになるのが気に入った。
ボタン操作との相性も、良さそうだった。

どちらにしても、ノイズキャンセリングヘッドホンの
得意分野がわかった。
イヤーマフや耳栓にはできないことが。
ノイズキャンセリングヘッドホンと耳栓を併用するのはどうだろう?

いろいろ考えつつも、結局、買わなかった。
なんだか世話が面倒な気がしたのだ。
それに、頭や耳の辺りに何かくっつけているのはあまり好きではない。
それからそれから・・・
自宅で留守番をしているヘッドホンになんて言おうか・・・?
あれのことを想うと胸が痛んだ。
頭のてっぺんをおさえないから気に入っていたのだ
そういえば最近使っていない。
マスキングするだけなら、あれで充分なのではないか?
ノイズキャンセルの対象となる音はどれだけあるのか?
自宅は、隣人がたまにうるさいけれど
低周波の音がずっと響いているわけではない。
実家の母の声は、ノイズキャンセリングでは消せそうにない。
むしろ、あれだけ残ったら嫌だ。
かくなる上は、マスキングするしかない。
ノイズキャンセリングヘッドホンを買って
私は幸せになれるのだろうか?

その後、耳栓を買った。
ずっと着けていても大丈夫なのに出会うために
いろいろ試すのだ。
耳栓は、耳にちょっとつけるだけだから
ヘッドホンよりずいぶん楽だ。

スポンジではないのを買った。
シリコン粘土で耳の入り口をふさぐタイプと
ABSと熱可塑性エラストマーでできたもの。
耳に入れるのは痛くなりそうだったし
ただれるのが嫌だったので
これも耳の入り口を塞ぐように装着するタイプにした。
「耳だって、眠りたい・・・」というコピーに共感した。

シリコン粘土は、私向きではないとわかった。
装着が難しい。
慣れれば案外楽になるかもしれない。

もうひとつの方は、案外大丈夫だった。
とはいえ、だんだん痛くなってきた。
けれども、耳の入り口が痛いのは
中のほうが痛いのよりは大丈夫そうだった。

S、M、Lの大きさがあり
迷わずSを選んだが、まだ大きいようだった。
位置を工夫すればなんとかなるかもしれない。

肝心の遮音も、わりとできている。
駅のアナウンスなどかなり違った。
装着してしばらくして外してみると
こんなに大きな音だったのかとびっくりした。

自宅で隣人がうるさく眠れない時はこれを使うことにした。

耳栓は、どれにしても丸1日使ったりするのは難しいのだ
と私は思った。
どうしても遮音したいときだけ使うことにした。
それでいいのだ。
お守りみたいに、持っておこう。
ケースもあるし、洗えるし。

結局、これを書いている今は、私は何もしていない。
イヤーマフも、耳栓も、ヘッドホンも。
そして、なぜか隣人も静かだ。
シーンとしている。

私は、静寂を手に入れた。