noteを始めて、屋久島の旅のまとめが順調に進むようになった。
https://note.mu/4696a4
まだ1週間も経っていないのに、もう6話も投稿した。
昨日、種子島に停泊するところまで進んだ。
目次も作ってしまった。
noteは最近、新機能として目次の作成がリリースされたが、これは記事内の目次。
私が作りたかったのは屋久島の話全体の目次だったから、結局一つの記事を目次用に投稿することになった。
私は今「マガジン」という機能を使って屋久島の話を書き進めている。
自分の記事やその他のコンテンツをひとまとめにして、本や雑誌みたいにできる機能だ。
これを使って書き切ったら、もう、この話は私の中では完成、やり遂げたと思うことにした。
人生の未完了事項に自分なりに区切りをつけるのはとても大事なことだと思う。
一気に全部できなくてもどかしいけれど
1日1話くらいのペースがちょうどいいのかもしれない。
今私は、てりおすと一緒に過去を反芻しつつ、現在を生きている。
てりおすは、もう、居ない。
駐車場は、空っぽだ。
不思議なことに、寂しさは無い。
話を書けるようになって、嬉しい。
あるいは、寂しさを感じないようにしているだけなのかもしれないけれど。
ここに引っ越してきたときにあてがわれた駐車場が、放置車両に占拠されていたのは、もう車に乗るなというメッセージだったのだろうか?
あの時、交渉して、別のエリアにしてもらったっけ・・・。
そして、数年間、てりおすと一緒に暮らした。
ガレージ付きの物件では暮らせなかったけれど。
いろんなところに行った。
車じゃなきゃ、行けないところ、あるいは行けたとしてもうんと時間のかかるところに。
昨日、雪が降った。
私はある種の安堵感を覚えた。
雪・・・もはや、私は交通事故の加害者には成り得ないのだ。
雪が降るたびに、大変だった。
もう、車を雪の日に運転する為に必要なありとあらゆることから私は解放されたのだ。
雪のちらつく中、徒歩で出かけた。
はねられることはあるかもしれないけれど、私が誰かをはねることは無い。
電柱にぶつかって車が大破することも無い。
追突されることも無い。
事後処理で疲れ果ててしまうことも無い・・・。
スタッドレスも要らない。雪かきも要らない。
フロントガラスが凍るから早めに起きる、ということも無い。
とはいえ、時間に関しては、車が無いから常に早めに出る必要性は生じているのだけれど。どうやら習慣化されると苦にならなくなるものらしい。
バスに乗った。
バスは、定刻に来なくて寒い中待たなくてはならないことが多いけれど、乗ると安全安心だ。それに、たいていは、座れる。案外、座れるのだ。
ひとつひとつがだんだん大きくなってきた雪の舞い落ちる様を眺めながら、 私は「うん、大丈夫だよ」と心の中でつぶやいた。