ピカピカのてりおすと出かけた。
昨夜は気付かなかったけれど、うんと綺麗になったことをお日様が教えてくれた。
なんだか楽しかった。
これ、もっと早くしておけばよかった。
でも、今がきっとベストのタイミングなのだろう。
一生しないで廃車にするのより、うんとマシだ。
てりおすへの感謝の気持ちが湧き上がってきて、私はまた泣いてしまった。
サイドミラーの景色がこれまでと全然違う。
もちろん、フロントガラスの視界も。
てりおすは、全体的に艶々していた。
お店の照明より、昼間の光の方がさらにそう見えた。
室内も、まるで別の車に乗っているようだ。
相変わらず、隙間風が入って来るけれど。
だから、やっぱりてりおすと走っている感じがする。
今日は、とりわけ風が凄かった。
2車線の国道沿いの「そば・うどん」の看板が、風にあおられて倒れていた。
こんな日に出かけられるのは、てりおすのおかげだ。
ずっと気になっていた、お店に行ってみた。
ここに来るのは、最初で最後かもしれない・・・。
帰り道、車屋さんからの連絡がずっとないといいな
なんてことを考えた。
やっぱりてりおすとこれからも走りたい。
ふと見ると、エンジンの警告灯が・・・。
てりおすはこれまでも何度もオレンジになっているから
私はもう、動じない。
光っても、実のところ何もないのだ。
悪いのは、エンジンではなくセンサーなのだと思うことにしている。
ずいぶん前に診てもらったディーラーでも、原因不明だった。
これは、仕様なのだ。
特に問題が無いのに警告灯が点灯する特別仕様車。
とはいえ、やはり、今回の点灯は久しぶりだし
エンジンを載せ替えてから初めての気がするし
いつもと違うメッセージを発しているかもしれなかった。
もうそんなに長くないのかなと思った。
最後に、うんと走って、またJAFのお世話になったりして。
そうこうするうちに、駐車場に着いた。